chiharuf
2020年5月14日
ふたつの物語
最近、時間に割と余裕があるのでNetflixで人気のドラマを片っ端から見ている。 しかもこれまで見る機会のなかった韓国ドラマ。普段ドラマというものを滅多に見ないせいか(映画はよく見るけれど)、なんだかとても夢中になり感動して涙までしてしまったので、ネタバレしない程度に書いて...
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2017年4月16日
実態のない記憶
宇宙をさまようことよりも、地球に帰れないことよりも、「実態のない記憶」が何よりも恐ろしいと気づかせてくれたのが「MOON(月に囚われた男)」。 信じていた希望が、記憶が、実は実態のないモノだったと気づかされた時、人はどうするか?私だったら・・?と、始終いやな汗をかきつつも目...
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2017年4月9日
目に見えることば
先日、日本で初めて開催された「東京ろう映画祭」に参加しました。 お恥ずかしい話ですが、私は今まで身の回りにろう者の方がいらっしゃらなかったこともあり、ろうの世界がこんなにもユニークで、ユニバーサルな独自の文化を築いているとは全く知りませんでした。そして、ろうの世界の拍手の仕...
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2017年4月3日
フランス人女性の美しさは情熱とユニークさでできている
フランスといえば芸術の都・パリ。 ボンジュ〜ル、ジュテーム。そんな世界で果たしてスポ根は存在し得るのか? 正解は、イエス。 2013年のレジス・ロワンサル監督「タイピスト!」(原題:Populaire)。限りなくユニークな形で、それは確実に存在し得る。...
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2017年4月1日
旅は何歳になっても
1970年代+ロードムービー+おじいちゃん&猫、というなんとも不思議で、ありそうでなかったお話。1974年のアカデミー賞受賞作品。(後から知ったのだけど、かの淀川長治さんが「最も好きなアメリカ映画のひとつ」とおっしゃっていたそう) 舞台は戦後30年が経つ、移民大国アメリカ。...
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2017年3月28日
美徳とはなにか
敬愛してやまない、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリ トゥ監督の作品。 相変わらず面白かった! いつもは時空を超えて〜湿度高い〜重力重め〜の作品が多いけど、今回は軽快でテンポよく全編・超絶ロングショット(1回の長回しで撮る撮影手法)風、であたかもその作中で起こるすべてを”観...
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2017年3月1日
Are we (still) together?
昨年の夏、エジンバラへ向かう機内の中で奇妙な映画を見て、なぜかそのまま旅行中ずっと頭から離れず、旅の記憶とともに織り込まれてしまった映画がある。 「キッズ・オールライト」(リサ・チョロデンコ監督)、2010年公開。 タイトルからティーンエイジャーのストーリーかと思ったら大間...
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2017年2月25日
懐かしい夏、草いきれ
台湾の巨匠、候孝賢(ホウ・シャオシェン)の「恋恋風塵」(1987)。 時に冷酷なまでの対象との距離感と、そこで展開されるほんのささいな、でも二度と戻ることのできない時間の描写、が小説や映画では大好きなんです。 登場人物に感情移入せず、戦争や事件に比べると大したことない出来事...
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2017年2月20日
死ぬまでに一度、二郎さんのお寿司が食べたい
「二郎は寿司の夢を見る」(監督:デヴィッド・ゲルブ) ミシュラン史上最高齢の三ツ星受賞シェフの小野二郎さん(現在91歳)。 安倍首相がオバマ大統領をお連れしたことでも有名な、「すきやばし次郎」の寿司職人です。 とても面白かったのが、アメリカ人監督・ゲルブ氏の視点。...
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2017年1月16日
醜くてユニーク、だから愛おしい
醜くてユニークな家族の物語。が故に、とっても愛おしい映画。 「8月の家族たち」(監督:ジョン・ウェルズ) 未完成で行き先のない人々が描くリアルなストーリー。 それはある時うわっともつれて交差し、またパッと散っていく。 だから一緒にいる時間が身を削られるほど辛くても、それはか...
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