

世界は見たいものでできている
緊急事態宣言が解除され、多くの人が街へ出始め、近所の店なども徐々に通常営業に戻りつつありますね。久々にご近所のお世話になっている人やお店の人とマスクあり&距離とりながらだけど話せたりして、なんだかとっても嬉しい。我が家ではあと2週間ほど自粛生活が続きそうです。 最近、密を避けてひたすら子どもを遊ばせに近隣の公園という公園を行脚しているのですが、その間に自転車を漕ぎながらいろんなことを考えています。(もちろん安全運転で)以前、何かの本?で「移動距離とクリエイティビティには相関性がある」(この言葉を聞くといつも芭蕉先生を思う)と読んだことがあるのですが、無心に体を動かしていると普段思いつかない発想や気づきも浮かぶので、やはり人間は当然ながら脳だけでなく、体も含めてひとつなんだなぁと1日30kmぐらい漕ぎながら実感しています。 前置きが長くなりましたが、最近SNSやTwitterでの誹謗中傷が問題になっていますね。その是非や詳細についてはここでは書きませんが、日々SNSを見て思うのは「世界は見たいものでできている」ということ。自分がいいねしたりシェアし


オフライン再考
ここ数ヶ月であらゆる機会やコンテンツが急速にオンライン化していて、(全くそんな認識はないけれど)一応定義上では「ミレニアル世代」(1980年代から2000年代はじめに生まれた、主にデジタルネイティブを指す言葉)に含まれる私でも、少し戸惑うレベルであらゆる価値観やライフスタイルが変化している。かつて、「わざわざ電話」という発想がなかった時代には考えられないスピードで「わざわざ会う」時代がすぐそこまで来ている。というかもう来ている。 *私は1985年生まれだけど、生まれた時には黒電話、小学生でポケベル&公衆電話、学生時代はガラケー、社会人でiPhone&MacBookって・・改めてすごい時代を生きているなと思う。黒電話が恋しい。 ・個々で構築してきたリテラシー オンラインとオフライン、当然ながらそれぞれに良いところがあり、状況や場合に応じて使い分けるリテラシー(適切に理解し、適応する力)が求められているわけだけど、それについても当然ながら学校では習わないし会社の研修のような機会があるわけでもなく、個別に経験してきたことや知見をベースとして、あらゆる業


ふたつの物語
最近、時間に割と余裕があるのでNetflixで人気のドラマを片っ端から見ている。 しかもこれまで見る機会のなかった韓国ドラマ。普段ドラマというものを滅多に見ないせいか(映画はよく見るけれど)、なんだかとても夢中になり感動して涙までしてしまったので、ネタバレしない程度に書いておきたい。 *以下、あらすじ程度は出てきてしまうので知りたくない方は要注意でーす <梨泰院(イテウォン)クラス / Itaewon Class> これはもう、大人の青春ドラマ。雑な表現だけど、「ワンピース」が好きな人は好きだと思う。(ちなみに私は超好きでした) 「パラサイト 半地下の家族」にも出演しているパク・ソジュン演じる主人公の、一風変わったこの髪型は、物語が10年以上経過しても唯一変わることのないアイコンでもあり、原作が漫画であることにも由来するらしい。(日本だと宇宙兄弟みたいな感じなのかな) 仲間たちはこんな感じ。 なんだかすごく楽しそうで、自由で素敵じゃないですか? でもそれぞれに半端ない葛藤や過去の歴史を持っていて、ストーリーは王道(夢・憧れ・友情・恋愛・復讐など)


持続性への挑戦
あっという間に今年もGWが終わってしまい、本来はあと2ヶ月ほどで東京オリンピックが開催され(我が家も幻の観戦チケットを持っていた)、歴史的な祭典を楽しんでいたのかと思うと、コロナ禍が始まり、4月から緊急事態宣言が出され「STAY HOME週間」などと謳われ、家族3人+1匹で家に留まる生活を続けているのは、全く違う世界線に来てしまったような気がしてならない。少なくとも半年前の自分が今の状況を聞いたら、「なにそれB級SFの話?」と思ったに違いない。 かねてより3つの視点でポスト→ウィズコロナの世界について迫っている記事も3つ目。 「持続性(サステナブル)への挑戦」について書いてみたい。 1、目に見えない「無意識」への挑戦 2、大切な人との物理的かつ精神的な距離感への挑戦 3、これまで謳われてきた「持続性(サステナブル)」への挑戦 ・新たな世界における持続性とは 今回のコロナ禍、もはやこれまでの社会の枠組みで認識されてきた「持続性(サステナブル)」以前の、「社会の枠組み自体をどうするか」「どうやって生き残っていくべきか」という状況になっており(本日時点