

ほんの少し、晴れ間
今朝は早朝MTGにて、今後の方向性についてここ数ヶ月議論してきたとあるプロジェクトがようやく動き出せそうで、久々に晴れやかな気分で近所のミールスの名店「大岩食堂」でひっそりとお祝いランチ! ここのところ粛々と割とストイックに、この状況でできること・できないこと・やるべきこと・やらなければならないことなどを色々な方と議論させていただき、有意義な時間を過ごしています。そしていくつか新しいプロジェクトや展望も動き出していて、楽しみでもあります。 そして帰宅すると、今日の都内感染者数は過去最高の367人とのこと。 そろそろコロナ禍の生活も、長期戦になり先の見えない閉塞感や疲れが出てくる頃だと思います。昨日の講義でも、学生たちの声がいつもより少しトーン暗め、元気3割減ぐらいで少し気になりました。先の見えない中、個々ができることを模索しつつ闘いながら、でもこれまでのような楽しみや息抜きはできない状況、そして目に見えないあらゆる考え方や枠組みが激変し続ける・・それは日頃私たちが認識している以上の変化であり、ストレスであるはずで、こういった内面的な課題やサポート


企画づくりの一番たのしいところ
ついに奄美諸島で梅雨明けが発表されました。 特に今年は毎年楽しみにしている九州への帰郷も、旅行の予定も、全く立てられていないけれど・・なんだかそれだけでウキウキする気持ち半分、春先においてきぼりのこころ半分。 ・国や政府の役割とは? そんな心持ちのなか、迷走に迷走を重ねている"Go Toキャンペーン"が明日から始まるとのこと。私は日本の多様な歴史文化を育んできた観光産業が未曾有の大打撃を受けており、それを支援することには大賛成。でも逼迫し、負荷をかけ続けている医療現場へのサポートなしに、いま「人を動かす」ことによる支援には大反対です。(というかいまこれ以外に選択肢なくない・・?)「人を動かさずに支援する」ことがどうしてできないのかを考えると、どうにも政府が支援先が選べないから、という理由が透けて見える気がしてならない。いつしか忘れ去られたマスク配布事業のように「手段が目的になる」ことに大きな危惧を覚える。本当にここ数ヶ月、国や政府の役割ってなんだろうということを考え続けています。 ・旅と同じぐらい、その前がわくわくする企画づくり そして、各地の事


選べるということ、わかりやすさの再定義
今年は例年より慌ただしく過ごしていないせいか、きちんと梅雨が来ている感じがしますね。 コロナだけではなく日本各地で様々な被害が広がっており、少しでも多くのかたが日常生活に戻れることを日々願いつつ、自分にできる範囲での支援などをしています。 最近、「選べる」ということの大切さをよく考える。 選択肢がなく、せざるを得ない中で、とある選択を(最終的にはあくまで自分の意思によってではあるものの)、選択した人に対しての自己責任論を多く見かける機会が増えたように思う。全てにおいて自己責任論が成り立つのであればそもそも極論、国家や政府、福祉はいらないのだろうし、私はこの傾向、とっても悲しいことだと思っている。 ・いまこそ求められる他者への共感力 激務か、ワークライフバランスか。 通常営業か、自粛か。 会社員か、個人事業主か。 子どもを産み育てるか、どうか。 ライフスタイルや目指すべき人生の形がこれまでのように画一的ではないし(私個人としてはそっちの方が充分面白いと思いけれど)、一瞬一瞬を自分がどのように生きたいのか問い続けなければならないというのはそれはそれで


プロフェッショナルの解像度
九州全域の豪雨被害で、被害が拡大・長期化しており、被害に遭われた方の一日でも早い回復を心よりお祈り申し上げます。父の住む鹿児島(大隅半島)も近隣はまだ大丈夫なようですが、九州に住まれている方々は引き続き最大限ご用心ください。 今日はここ数日考えていた"プロフェッショナル"ということについて書いてみたいと思う。 最近、あらゆる領域のプロの方々とご一緒する機会が多く恵まれているなと思うのですが、皆さんに共通しているのはその知見や経験から来る物事に対する「解像度」だと思う。 ・プロならではの解像度 先日、「食」のプロの方と一緒に食事をする機会があって、私はいわゆる美食やガストロノミーと呼ばれるものについては全くのド素人に近いので、ただ「美味しい」もしくは「あまり美味しくない」(大抵は美味しい笑)ということしかわからないのだけど、その方は食べながら何やらしきりにメモ。そして食べるスピードがものすごく早く、一言も喋らない。その間、プロならではの情報量が詰まったたくさんの引き出しの中から、素材を吟味し検証、また引き出しにしまったりなどといった思考的な作業が行


旅はクリエイティブを磨いてくれる
いよいよ梅雨、本番! 蒸すのは苦手だけれど、ざんざん降れば降るほど「恵みの雨よ、もっと降れ〜」と心の中で小躍りしてしまう、梅雨好き人間です。いつもなら夏が待ち遠しいはずなのに、今年は上半期をどこか失ってしまったような心持で、夏が来て季節が巡るのがすこし怖いような気がします。 先週末は久々の出張で、発酵食の町・滋賀県へ行ってきました。 久しぶりの新幹線は最後尾の車両で密を避け、どちらかというと地域の人たちに感染を広げてしまうことを防止する意味で、マスクに除菌グッズなど完全防備で臨みました。でも、なんだろう。ここ数ヶ月自分が考えてきたこととか、それはそれで重要なんだけれど、もっと大きい歴史風土や長い時を越えて人々が作り上げてきた文化などに接するにあたり、なんて自分はちっぽけなんだろうという久々の感覚を持つことができました。どちらがより重要ということではなくどちらも大切で、要はバランスなんだなぁと。 そして思うのは、旅はクリエイティブを磨いてくれるということ。 普段暮らす生活圏や慣習から思いきり飛び出して、全く違う文化や環境の中に身を投じ、新しい人々と