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  • chiharu

あの頃と同じ匂い

この度、4年愛用したMac Book Airを卒業しました。(写真右)

共にがむしゃらに走り続けてきた愛機、時期を図ったかのようにコトンと急に息が切れてしまった。激務を共に過ごし、独立も経て色々なことを一緒に見て、乗り越えてきた。(と私は思っている)

そして新たな相棒に、こんにちは。(写真左)

久々の購入、セットアップを通して思い出したのは・・

14歳の時に初めて買ってもらった、iBook G3 Tangeline。開封した時、変わらない無機質な匂いがした。

それまではデスクトップのMacintoshを使っていたのだけど、色々な理由で家族が離れて暮らすことになり、新たなコミュニケーション手段として当時有線のネットワークを電話機から接続し直してジコジコ言わせながらメール1通送るのにも数秒(どうかすると数十秒)かけて、世界と繋がっていた。初めて見たネットの世界は、文字通り無限に世界が広がっていくようで、怖くもあり、若い私はその可能性に心底ワクワクした。そんなものが十数年後には商売道具に、さらに実質上、手のひらサイズになっているのだから世界はわからない。

そして思うのは、コミュニケーションのかたち。

私たちはコミュニケーションに固執している。ただ単なるコミュニケーションを取るため、人と繋がるためにだけに、手を替え品を替え、方法と共に、私たちの記憶も変わる。私は、どうか。私の言葉はどうか。

きちんと成長できているか。

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