コミュニケーション・アニマル

先週、声帯炎なるものの診断を受けてから早1週間。

この症状の一番の治療は「寡黙療法」とのことで(先生がそうおっしゃった時、カモク??あ、寡黙・・と思わず聞き返してしまった)、この1週間ほど頑張ってしゃべらずに(ほぼ声は出ないのだけど)過ごしています。

声を出さずに生活していると、この社会の在り方がいかに「声を出せる人たち用に」作られているかがしみじみ感じられて、自分のこれまでの至らなさを思う。遠くから声をかけられ返す必要があったり、窓口で話す必要があったり、特にいま3歳児を育てていると育児周辺は発声なしには回らないことばかりだ。

それに加えて、まぁこれまで自分のよくしゃべり続けてたこと。

よく明石家さんまさんが、新幹線の片道(3時間ぐらいかな?)ずっと隣の席の人に話し続けていた逸話を聞くけれど、これ私も結構できちゃう自信があるぐらい普段しゃべってます(笑)。自分の仕事は話せないと仕事にならないので困るけれど、特に生活や育児については自分はしゃべりすぎていたので、これぐらいの方がちょうど良いこともあるなぁなどと。私生活では無駄口を叩かなくなるので思考が少しシンプル(最低限)になった気すらする。育児も、普段から気にかけすぎ、心配しすぎで色々と声をかけすぎていたかも、などと反省中。子どもは色々と本当によく見ているし、よくわかっている。

それにしても、小さい頃ははちゃめちゃに人見知りで全く話さなかったのに、いつからこんなに話すようになったのだろう。中学生の頃は自分の声が嫌で聞きたくすらなかったので、留学してからか、就職してからか、いずれにしても必要に迫られてしゃべり続けるうちにずっとしゃべるようになってきたように思う。

そして話すことだけがコミュニケーションではないことも思い知らされる。

情報は本来5感(第6感も?)で得られるもの全てあるし、その中でも普段いかに視覚聴覚に頼り切っているかも改めて思い出したいと思う。

そんななか、以前から気になっていた映画「エール!」を見た。

大好きなフランスの歌手LouaneがCODA(Child Of Deaf Adults−聾唖の親を持つ子ども)である主人公を演じるフランス映画。とにかくLouaneの歌が素晴らしいのと、 こういう多様な視点を持つ映画がもっと増えると良いなと感じる。そしてフランス映画は、何を題材にしても根底に「人間とはそういうものだ」という生々しい感覚を持っているのが好きだ。


さ、もう少しだけ寡黙治療をがんばります。


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